概要
国名:イスラエル国 (首都:エルサレム)
言語:ヘブライ語、アラビア語
通貨:新シェケル
宗教:ユダヤ教、イスラム教、キリスト教、ドルーズ
政体:共和制
人口:約705万人
面積:22,000k㎡
国境及び休戦ライン内にあるイスラエルの地域は、パレスチナ人自治機関の管理地域を含め、27,800km²である。国土は小さく細長い。南北には470kmあるが、東西は一番離れた所でも135kmである。地理学的には4つの地帯に分けられる。その3つは同じように北から南に長く伸びる地帯で、残る1つは国の南半分にあたる広大な乾燥した地帯である。
死海のマグネシウム等を除けばエネルギー資源に恵まれていないが、ダイヤモンド研磨等の高付加価値品の加工貿易を志向する産業構造となっている。最近はハイテク分野の成長が著しい。
注目される近年の経済成長
イスラエルはわずか人口650万人余りの小さな国ではあるが、農業、灌漑、そして様々なハイテク及び電子ベンチャー産業において長年にわたり世界各国で最先端をいき、過去20年間ではヨーロッパ諸国及びアメリカとの自由貿易地域協定により商品及びサービスの輸出を拡大し(2000年には年間450億ドルの輸出)、更に1990年代の加速度的な経済成長をもたらした国際的な企業活動への参加を促進した。そして、2000年にはGDP成長率6.4%という驚くべき成長率をとげたイスラエル経済活動の急成長が記録された。
今後の優先課題は国の予算の安定化、経済供給能力の増加、競争力の改善などである。
また国の予算をIT技術、インフラストラクチャー、教育に投資したことは有効であったとしている。
イスラエルの産業
イスラエルの鉱業を支えているのは、カリ塩とリン鉱石である。2003年時点で、それぞれ世界シェア5位(193万トン)、同9位(102万トン)である。
高付加価値品(ダイヤモンドなど)の加工貿易構造が発達しており、またハイテク産業の成長が著しい。近年、特に情報通信機器や医療機器、ソフトウェアなどの輸出が大きく伸びている。また、同産業への米国企業による直接投資が活発になっており、イスラエルの直接投資受け入れ額は年々増加している。また、同国のハイテク産業の急成長を活発なVC投資が支えている。日本企業も、大手商社、電機メーカーなどが、イスラエルのVCに投資している。
またイスラエルは専門資格をもった人材資源が豊富であり、自国がもつ科学的資源や専門知識を駆使して、国際協力において重要な役割を果たしてきた。イスラエルはいくつかの分野に限定して専門化し、国際的な努力を注ぎ、国の存亡に欠かす事ができない高度な民生技術・軍事技術成果を得ようと奮闘している。科学技術研究にたずさわるイスラエル人の比率、および研究開発に注がれる資金の額は、国内総生産(GDP)との比率でみると世界有数の高率である。労働力数との比率でみると、自然科学、工学、農業、医学分野における論文執筆者の数は世界一である。医学とその周辺分野、ならびに生物工学の分野では、極めて進んだ研究開発基盤を持ち、広範囲な研究に取り組んでいる。
イスラエルのビジネスは今後も治安が大きな問題となってくるが、地形的にもアフリカとヨーロッパの中間に位置する重要な場所であり、さらに高い教育レベルと専門知識は、今後世界経済の中でさらに重要な役割を求められていくことになることが予想される。
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